ゴルフへの想い

高校一年生からゴルフを始め、止まっている球なのに、なかなか当たらない・・・当たったと思えば、とんでもない所へ飛んでいく。ムキになって練習し、手に豆をつくり、箸も持てないほど練習したのに、ちっとも上手くならない。やがて、ゴルフ場の研修生となり、20歳の時に、初めてプロテストに出場。大風の静岡カントリー島田ゴルフコースでの挑戦では、出場した選手1名(横井浄治プロ)だけが合格し、ゴルフの難しさを実感した。8回目の挑戦、栃木県の千成ゴルフクラブにて、初日は大雨、75ストローク、2日目は大風の中、70ストロークのトータル+1(145ストローク)2位で合格。このとき27歳、夢と希望を持って、ツアーに挑戦するも、技術及ばず、上位での活躍は数少ないツアー生活でした。このとき、青木功プロから「日本一のレッスンプロを目指して、レッスンをやれ!」と言われ、ツアー出場を断念。お陰様で、レッスンでは、日本一のレッスン上手と言われるまでになった。延べ人数4,000人のアマチュアゴルファーに、私が独自で編み出した手法、「5時-7時」、「4時-8時」、「3時-9時」という時計の文字盤を応用したレッスン方法は、日本プロゴルフ協会の第一期ゴルフ教本の原本となった。また、アドレスからフィニッシュまでを15コマに分けて、教えることにより、アマチュアゴルファーの長所や短所が見えてくる。私が若い時に苦しんで覚えた技術は、レッスンを通して、その技術をアマチュアに押し付けるのではなく、色々な例題を引き出し、その人に合ったスイングと練習方法を教えることで、基本のある自己流ゴルファーが育つと信じています。